歯ぎしりについて
ブラキシズム=歯ぎしりととらえている方もいると思います。
睡眠中に「ギシギシ」「キリキリ」といった音を伴って歯をこすり合わせる習癖を一般に歯ぎしりとよび、ブラキシズムを代表するものです。
しかし、ブラキシズムには音のしないクレンチング(食いしばり)も含まれます。
更には覚醒時に行われるクレンチングや習慣的に歯を接触させる習癖、いわゆるTCH(Tooth Contacting Habit)などもあります。
このように、ブラキシズムにはさまざまな種類があり、いずれも咀嚼や嚥下、会話といった機能以外に“歯を合わせる” 習癖であることに変わりありません。
そのため、非機能的運動ともよばれ、これらが強い力で行われたり、弱い力でも長時間にわたり継続すると、顎関節症、歯の摩耗や破折、歯周病の悪化、インプラントのトラブルといった、様々な障害が引き起こされます。
歯ぎしりをする人の特徴
⓵睡眠同伴者からの歯ぎしり音を指摘された
⓶起床時の顎に疲労感がある
⓷歯が欠けやすい
⓸治療した歯が壊れやすい
どうでしょう、当てはまる項目はありましたか??
予防
ブラキシズムの治療としてはマウスピースが広く普及しています。
マウスピースには短期的なブラキシズム抑制作用はありますが、長期的な抑制効果は失われることが明らかにされています。しかし、マウスピースによって比較的安価かつ安全にブラキシズムの力から歯や、歯の周りの組織、歯の被せものを守ることができます。
患者さんの歯の模型をとり、医院で作成します
まとめ
無意識の習癖によって負担がかかっているとは思いもよらないですよね。
上記で当てはまる項目があるなど、もしくは不安なことがあればご相談ください。