子供の歯が生え変わり始めたとき、「この歯並び大丈夫かな?」
と思ったことはありませんか?
また、一見きれいに並んでいるように見えても
嚙み合わせが悪い場合もあります。
子供の歯並びが悪い場合、乳歯から永久歯に生え変わる6歳頃から矯正治療を行うことが多いです。
どんな歯並び・嚙み合わせだったら矯正治療が必要なのでしょうか?
矯正治療が必要な歯並び
★開咬(オープンバイト)
奥歯で噛んだ時に上下の前歯が噛んでおらず、隙間ができる状態です。
舌を前に出す癖や噛む力が弱いとこのような歯並びになりやすくなります。
★叢生(そうせい)
歯と顎の骨のバランスが悪く、歯がきれいに並ぶためのスペースが足りない状態です。
見た目だけでなく、発音や嚙み合わせにも悪影響を及ぼす可能性があります。
★空隙歯列(くうげきしれつ)
歯と歯の間に隙間がある「すきっ歯」の状態です。
食べ物が歯の隙間に挟まりやすく発音が不明瞭になったりします。
★上顎前突(じょうがくぜんとつ)
いわゆる「出っ歯」で、上の前歯が下の前歯より大きく前に出ている状態です。
この上顎前突は、上下の歯が上手くかみ合わないため噛みづらさがあります。
★下顎前突(かがくぜんとつ)
「受け口」と呼ばれる状態で、下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態のことをいいます。
物が噛みにくく、発音しにくくなることもあります。
★過蓋咬合(かがいこうごう)
上の前歯が下の前歯に被さって、下の前歯が全て隠れてしまう状態です。
噛む合わせが深いため、顎関節症になる可能性があります。
最後に
子供の歯並びが悪くなる原因には、遺伝や生活習慣、癖が関係しています。
歯並びは人それぞれ違うため、矯正治療もその子に合った方法で行うことが大切です。
成長期の矯正治療は、顎の成長を利用しながら行うことができるため、大人の矯正治療よりも効果的です。
お子さんの歯並び・噛み合わせで気になることがあれば、早めにかかりつけの歯科医師に相談してみましょう。