コラム

COLUMN

当たり前に噛めること

 

歯がなくなってしまった。

 

これは大変ショックな出来事だと思います。

なくしてから改めて気づく大切な存在。

 

歯を失ってしまった方は、なんといってもこう思われるでしょう。

 

「しっかり噛んで食べたい!」

 

硬さを味わう、とでもいうのでしょうか。

歯が健康だった時には、当たり前だった【噛める】ということ。

 

歯がなくなった場合、代替治療法として、

インプラントブリッジが広く使用されています。

どちらもその目的は同じですが、それぞれメリットデメリットがあります。

 

 

 

ブリッジとは

 

ブリッジとは、

失った歯の両サイドに橋のように人工歯をかけて治療する方法です。

 

噛み心地に関しては自分の歯と大差なく、違和感はあまりありません。

 

しかし、噛む力は、自分の歯と比べて6割程度です。

失った歯の両側の歯が噛むときの要となるため、

両側の歯の状態が悪ければ噛む力はさらに落ちる可能性もあります。

 

ブリッジは噛む力がもともとの6割程度の為、

よく咀嚼できずに消化しにくくなる可能性があります。

 

また、骨の吸収が進むため、顎も痩せていきます。

骨が痩せるとブリッジがガタついたり、

隙間から菌が入って虫歯や歯周病になりやすくなったりします。

 

しかし、ブリッジ治療インプラントよりも

低コストで行うことができ、治療にかかる時間も少なくなります。

 

 

 

インプラント

 

一方、インプラントの噛む力は、自分の歯で噛む力とほぼ変わりません。

 

違和感もないので、問題なく食事を楽しめます。

歯を失った部分は、普通は骨が徐々に吸収されてなくなっていきますが、

インプラントを入れることで噛んだ時の衝撃が刺激となり、

骨が痩せることを防いでくれるのです。

 

しかし、インプラント治療は外科手術が必要であり、

治療にかかる時間も費用も高くなります。

 

 

 

どちらもそれぞれメリットとデメリットがありますが、

治療後に噛めるようになると、

当たり前に噛めることの幸せを再確認することができます。

 

噛む力と健康は密接に関連しています。

 

インプラントは治療費などデメリットもありますが、

自分の歯のように噛みたい方にとって

最適な治療法となるかもしれませんので、ぜひ一度ご相談下さい。