コラム

COLUMN

親知らず 抜きました!!

 

 

皆さん、親知らずは生えていますか?

 

親知らずは永久歯で一番最後に生える歯です。

 

「第三大臼歯」や「智歯」とも呼ばれています。

「親知らず」と呼ばれるのは、10代後半から20代前半に生えてくるため、

保護者、主に親御さんが第三大臼歯が

生えてきていることを知らない”という理由からです。

 

皆さんの中には、親知らずを抜歯することに対して、

「痛くて、怖そう!!」と思われている方は少なくないと思います。

 

現に私もその一人でした。

 

しかし、そのままにしておくことで

様々なトラブルが発生してしまう可能性があるのです。

 

 

 

【親知らずを放置してしまった時の怖い話】

 

・歯ブラシで上手に磨けず、汚れがたまり虫歯になる

 

・手前の歯にぶつかり、歯(主に第二大臼歯)の

根っこが先端から消失してしまう

 

・歯茎が炎症をおこす

 

・口臭の原因になる

 

・虫歯の放置で感染症になるリスクが高まる 

 

 

親知らずを抜くことでこのようなトラブルを防ぐことができます。

 

私は、親知らずがあることで、歯磨きのときに

毎回歯ブラシを上手にあてることができずに困っていました。

 

このままでは、きれいに歯の汚れがおとすことができずに、

虫歯になってしまい他の歯までダメになって

しまうのではないかと怖くなり抜歯することを決意しました。

 

今回は、親知らずを抜いた流れを実体験を交えてお話していきたいと思います。

 

 

 

【親知らずの抜歯の流れ】

 

  • 最初に表面に麻酔を塗ります

最初は、麻酔の注射が痛くないように麻酔の注射を打つ表面に麻酔を塗ります。

 

  • 抜歯のための麻酔の注射を打ちます

そのあとに、麻酔の注射を打ちました。

表面に塗った麻酔のおかげで“チクッ”とするぐらいで

痛みはほとんどありませんでした。

 

  • 親知らずを抜きます

その後、麻酔が効いていることを確認し、親知らずを抜いていきます。

抜いている最中は痛くないと聞いていましたが、

正直少し不安な気持ちはありました。

 

少し引っ張られるような感覚やスポッと

歯が抜ける感覚はありましたが、痛みは全くありませんでした。

歯茎を切る処置を行った際は、抜歯後糸で縫う処置を行う場合もあります。

 

  • 最後に止血の確認を行います

ガーゼを5分ほど噛んでおき、血が止まっているかの確認を行い終了になります。

 

 

あっという間に抜歯は終わりました。

処置全体でかかった時間は、麻酔をかける時間も含め約1時間でした。

 

 

 

【親知らずを抜いた後気をつけること】

 

親知らずを抜いたら、ひと安心!!だと思いますが、その後がとても重要になります。

 

 

・強いうがいをしないこと

血が止まらない原因になるので、軽くうがいをするように心がけましょう。

 

・血行のよくなることはしないこと

 飲酒、運動、湯せんにつかるなどの行為は血行がよくなり、

出血の原因となるので控えましょう。

 

・傷口を舌や指でさわらないこと

 

・喫煙、刺激物(辛い食べ物・熱い食べ物など)は控えること

 傷の治りが遅くなる原因となります。

 タバコを吸われる方は2,3日間は控えましょう

 

・麻酔が効いている間は食事を控えること

麻酔後、2~3時間しびれている状態が続くため、

火傷やほっぺたを噛んでしまう危険性がありますので注意しましょう。

 

・歯ブラシは傷口に当たらないように優しく磨くいこと

 

・処方されたお薬は指示通り飲むこと

注意事項については、治療後に先生や歯科衛生士さんが丁寧に説明してくれます。

 

 

 

【親知らずを抜いた後どうなったか?】

 

皆さんがとても気になると思われる、抜いた後腫れと痛みの具合についてです。

 

・治療が終わった直後は、

すぐに鎮痛剤と抗生剤を飲んだため痛みは感じませんでした。

・抜歯した翌日からすぐに腫れが出てきました。

・1週間ほど痛みが続いたため、痛み止めを毎食後服用しました。

・1週間ほど、口が開きずらかったです。

・抜歯してから1カ月ほど、

ほっぺたに違和感がありましたが、痛みはなくなりました。

 

私の場合は、歯が完全に埋まっていたため、歯茎を切る処置を行いました。

そのため、腫れが強かったですが

人によっては術後、全く腫れや痛みがない場合があります。

 

抜いた後、腫れがひどくなるのを出来る限り抑えるために、

体調が良いときに抜歯をすることをおすすめします。

 

 

 

【まとめ】

 

親知らずを抜くことにより、様々なトラブルを防ぐことができます。

 

また、虫歯になるリスクも減らすことができるため、

予防歯科につなげることができます。

 

親知らずといっても、向きや深さ、歯の大きさなどによって症状は大きくかわります。

生え方も個人差があり、場合によっては抜く必要のない親知らずもあります。

 

気になられている方は、痛みのない内に、

まず歯科医院で診断してもらい、先生と相談してみてはいかがでしょうか?