コラム

COLUMN

医療ホワイトニング(種類・方法・禁忌症)

 

皆さん、ご自身の歯の色は気になりますか?

 

10代から70代のお口の悩み調査(日本歯科医師会2016年)では、「歯の色が気になる」と答えた割合が10代から30代では1位、40代・50代では2位、60代では4位と、ご自身の歯の色を気にされる方は多いことがわかります。

医療ホワイトニングでは歯科医師や歯科衛生士の指導のもとホワイトニングを行います。医療ホワイトニングには種類・方法・適応ではないもの(禁忌症)がありますが、簡単にご紹介いたします。

医療ホワイトニングには2種類あり、1つは歯科医院で行うオフィスホワイトニング、もう一つは自宅で行うホームホワイトニングがあります。

 

 

オフィスホワイトニングとは

オフィスホワイトニングは高濃度の薬剤を使用し、診療室内で歯科医師・歯科衛生士が行います

 

 

①歯の清掃

②歯以外の部分(歯茎)の保護

③漂白剤の塗布

④光を当てて漂白剤の成分を活性化させる

 

 

ホームホワイトニングとは

ホームホワイトニングは低濃度の薬剤を用いて、患者さん自身が自宅で行います

 

 

①トレー作製のための型どり

②トレー作製、ホワイトニング剤お渡し、説明

③歯科医師・歯科衛生士の指示の通りにご自宅で使用

 

 

オフィス/ホームホワイトニングの違い

 

歯を白くするのはオフィスホワイトニングもホームホワイトニングも変わりませんが、違いはいくつかあります。

治療の期間としては、オフィスホワイトニングの方が高濃度の薬剤を使用できるため短く済みます。

また、部分的な変色に対して対応できるのもオフィスホワイトニングです。ただ、ホームホワイトニングは自宅でできる手軽さがあります。

 

 

禁忌症

 

医療ホワイトニングには禁忌症といわれる、ホワイトニングができない方も中にはいらっしゃいます

 

【全身の要因】

無カタラーゼ症患者/永久歯が生えそろっていない小児/妊娠・授乳期の女性/光線過敏症患者/呼吸器疾患患者

 

【口腔内の要因】

重度の歯周病・虫歯の多い患者/重度の知覚過敏/形成不全の歯

 

 

まとめ

 

最近ではジムで行えるホワイトニングやホワイトニングサロンと呼ばれる非医療ホワイトニングも増えてきました。

歯科医院に受診して行うホワイトニングの方が、効果やその後のメインテナンス、口腔内全体の様々なサポートを受けることができます。

気になる患者さまはお気軽にご相談ください。