子育て中の親御さんにとってお子さんの歯の生え変わりは
「大きくなったな」と感じられる大切な出来事です。
歯の萌出時期は身長や体重と並んで子供の発育の指標のひとつとなり
周りより生えてくるスピードが遅いと心配になりますよね。
そんな歯の生える順番が数百万年ぶりに大きな変化がありました。
①はじめての乳歯の生える時期が大幅に早まりました。
はじめての乳歯の生える時期が30年前は男の子が約8カ月、女の子が約9カ月でしたが、
今では男の子が約6.2カ月、女の子が約7.5カ月と2カ月弱萌出が早まりました。
しかし、奥歯が生える時期は以前よりゆっくりになっています。
②はじめての永久歯は6歳臼歯より前歯が先に生えるようになりました。
永久歯も生え始めの年齢は早まり、
奥歯まで生え終わるのは遅くなっていることがわかりました。
また、生え変わる順番も逆転し、
下の前歯が下の6歳臼歯よりも先に生えてくる子供さんが多くなりました。
歯の生え変わりの時期はかなりの個人差があります。
周りのお子さんより遅くても心配しないでください。
しかし、上の「標準期間」を過ぎても
生えてこない場合は、歯医者さんで診てもらいましょう!