結論、インプラントのメンテナンスは必要です!!
「歯周病」は一般的に知られていますが、「インプラント周囲炎」とはご存じでしょうか?
これはいわゆるインプラントの歯周病で、気付かず放置するとインプラントが抜け落ちる原因になり、それを予防する必要があります。
歯周病とインプラント周囲炎について
この2つは似ているようで、異なる点が多く、同じ病気だと思ってのんびりしていると痛い目に合うかもしれません!!
インプラント周囲炎では、歯周病よりも炎症が大きく、より急性的です。一度炎症が起きてから、周りの骨が失われていくスピードは歯周病の10~20倍とも言われています!!
インプラント周囲炎の原因は、インプラントに付着したバイオフイルムと呼ばれる細菌のかたまりです。バイオフイルムは天然の歯だけではなく、インプラントにも付着します。
すると、インプラントを支えている顎の骨が溶かされ、インプラントがぐらぐら揺れてしまいます。
インプラントを長持ちさせるにはメンテナンスが重要!
インプラント治療後に定期検診を受けていない方は受けていた方と比べてインプラントの残存率が低く、インプラント周囲のトラブルの発生頻度が高いことも明らかになっています。
(インプラント周囲粘膜炎:インプラントの周りの組織の炎症。骨の喪失は無い。)
(インプラント周囲炎:インプラント周囲組織の炎症。骨の喪失あり。)
インプラント周囲炎を効果的に予防するためには、毎日のセルフケアに加えて、定期的な歯科のメンテナンスが必要です。