最近いつ歯医者に行きましたか?
昨年、厚生労働省が発表したデータによると、健康に関して、もっとこうしておけばよかったこととして「歯を大事にすればよかった」が1位でした。特に60代では40%以上の方が後悔しているようです。
10年後、20年後、30年後「歯を大事にすればよかった」と後悔する前に、予防歯科をご利用ください。
予防歯科ってなにをする?
「予防歯科」というワードは、CMで目や耳にすることがあるけれど、予防歯科って結局なにすんの?と思っている方も多いかもしれません。
まず、予防歯科にはプロフェッショナルケアとホームケアがあります。今回は、歯科医院で行うプロフェッショナルケアをメインにご説明いたします。
プロフェッショナルケアの始まりは、定期検診から始まります。お口の現状を把握し、治療が必要な箇所は治療を完了させます。虫歯が無く、噛み合わせが安定し、歯茎に炎症のない状態を維持することが大切です。
歯科医院では、歯科医師や歯科衛生士が、歯ブラシでは落とすことのできない歯石を超音波によって、除去していきます。細菌にとって、歯石は最高の家なので、その家をぶち壊す必要があります。
次に、PMTCと呼ばれるものがあります。おうちでの歯磨きでは除去することのできない着色やバイオフィルムを除去します。歯科医院で衛生士が歯を磨いている時に、心の中で「ただの歯磨きでしょ・・」と思われてる方がいらっしゃるかもしれません。
おいおいおいおい、ちょっと勘弁してくださいよ。
歯ブラシの当て方というのは、利き手や習慣によって、いつの間にか自己流の磨き方が定着していて、実際には長時間行っている割に、汚れが多く残っている、という残念なケースがほとんどです。
嘘だぁ~と思ったそこの人!歯科医院で赤染をしてみてください。
歯科でアルツハイマーの予防ができる!?
2019年1月にアルツハイマー型認知症患者の脳に、歯周病菌が存在したことが報告され、その後、次々とアルツハイマー型認知症と歯周病の関連性が明らかになってきました。
誤嚥性肺炎や糖尿病、心内膜炎、脳梗塞、動脈硬化、心筋梗塞、低体重児出産や早産に加え、アルツハイマー型認知症との関連も騒がれている。
一石何鳥? 歯科医院で、歯周病の予防を行いましょう。
食事・睡眠・運動+α
健康を維持するために欠かせない要素として、食事・睡眠・運動があります。
私の場合は、ここに「押し活」も含まれますが。食事・睡眠・運動は大切ですが、それだけでは歯は守れません。
もっと歯を大事にすればよかった、、、と後悔しないために、予防歯科の受診を宜しくお願いします。