「セラミック」と聞くと、食器や陶器を思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし、セラミックはその用途によってさまざまな種類があり、特性も全く異なります。
たとえば、歯科用のセラミックとセラミックヒーターのセラミック、これらは名前が同じでも性質や役割が大きく違います。
歯科用セラミックとセラミックヒーター
このように、「同じセラミックだからどれも同じ」というわけではなく、用途によって求められる性質が大きく異なるのです。
なぜセラミックはこんなに使われるのか?
セラミックが幅広く使われる理由は、その優れた特性にあります。
・耐熱性が高い → 高温でも変形しにくい
・耐摩耗性が高い → 擦れてもすり減りにくい
・耐腐食性が高い → 錆びたり、酸やアルカリで溶けにくい
・電気的性質を調整できる → 絶縁体にも、導電体にもなれる
これらの特性を活かして、セラミックは医療、工業、電子機器など、さまざまな分野で使われています。
意外と身近なセラミック
セラミックは、歯やヒーターだけでなく、こんなところにも使われています。
・スマホの基盤(電子部品の絶縁体として)
・耐熱タイル(スペースシャトルの外装にも!)
・人工関節(金属アレルギーの人向けに使用)
・包丁(セラミック包丁は錆びないし、切れ味が長持ち)
もしかしたら、あなたが今使っているスマホやキッチン用品にもセラミックが隠れているかもしれません。
まとめ
セラミックは「ただの白い素材」ではなく、用途に応じてさまざまな特性を持ち、私たちの生活を支える重要な素材です。
歯科用セラミックとセラミックヒーターはその一例にすぎません。