皆さん、ギネス世界記録に認定されている、

「全世界で最も蔓延している病気」はご存知でしょうか？

昔からあるインフルエンザでしょうか？

またも猛威を振るいだした新型コロナ感染症でしょうか？

正解は「歯周病」です。

「全世界で最も蔓延している病気は歯周病である。

地球上を見渡してもこの病気に冒されていない人間は数えるほどしかいない。」

これは、ギネスブックに実際に記載されている文章です。

2001年、歯周病は全世界で最も蔓延（まんえん）している病気として、

ギネス世界記録に認定されました。

ということで、今回は歯に関する様々な世界一を探してみました。

世界一長い歯

ドイツ中西部オッフェンバッハの歯科医師マックス・ルーカスさんは、

歴史上最も長い人間の歯を抜いたことに対し、

ギネス世界記録の認定証を受け取りました。

2018年、ドイツ西部マインツに住む男性が歯の痛みを訴えて

歯科医院を受診しました。

ルーカスさんが診察したところ、その男性には異常に長い歯が生えており、

ルーカスさんは、ギネス登録のために必要な書類集めや

歯の検査に1年を費やし、抜歯を行いました。

その抜いた歯の実際の写真を見てみましょう。

その長さ、なんと3.7cm!!　根っこの長さ2.6cm!!

この歯はいわゆる糸切り歯になるのですが、

平均が2.8cm、根っこの長さが1.8cmですので、

およそ平均の1.5倍ということになります！

あんまりピンと来ませんね^^;

この写真を見た時の私の感想は、「抜くの大変そうやな…」でした。

今まで一番多く歯の本数があった人は何本でしょうか？

ちなみに成人の歯の本数は親知らずを入れずに28本、親知らずを入れて32本です。

40本？まさか100本？

正解は…526本！！

驚異的な数字が出ましたね。

以下、概要と画像です。少しセンシティブな画像になりますので、閲覧は注意してください。

インドの病院で、7歳男児の口内から526本の歯が見つかり、

5時間にわたってこれらをすべて摘出するという、極めてまれな手術が行われました。

インドの英字新聞「インディアン・エクスプレス」の報道によると、

この摘出手術を受けたのは、インド南部タミル・ナードゥ州

ティルヴァッルール県に在住するラビンドラン君。

両親は3歳頃から右下あごの腫れに気づき、

他の医療機関に連れて行ったこともありましたが、

ラビンドラン君が落ち着いて検査を受けられるようになるまで

様子を見ていたところ、腫れが大きくなってきたため、

インド南部チェンナイのセイブエサ歯科大学病院を受診したそうです。

実はこれ、「複雑性集合型歯牙腫」といわれる顎の骨の中に出来る腫瘍で、

中身がたくさんの歯で出来ています。

私も摘出したことはありますが、ここまでの数の物は見たことがありません。

この写真を見た時の私の感想は、「数えるの大変そうやな…」でした。

他にも、1320本の歯ブラシを収集したロシア人と2037本の歯磨き粉を収集した

アメリカ人がギネス世界記録に認定されています。

世界各地から収集したそうですよ。

歯ブラシは月に一本替えた方が良いので、

ギネス記録の人は110年歯ブラシを買わなくてよさそうですね。

まとめ

いかがでしたか？

本日は歯に関するギネス世界記録についてお話してみました。

どんな歯や歯並びでも、あなたの歯は、

あなたにとって「世界一」ですから、大切にしてあげてくださいね。

たとえ今問題が無くても、是非、定期的な歯科受診をお勧めします。