入れ歯は、自分の口に合わせて作られているので
ずっと使い続けられると思われがちです。
さらに、一度完成すればそのまま使えると思っている方もいます。
入れ歯が合わなくなると
「いっそ外してしまった方が楽」と思ってしまいます。
しかし合わない入れ歯も何度か調整を行うことで生まれ変わるかもしれません。
今日は入れ歯が完成した後のお話です。
入れ歯は完成したら終わりじゃない?
入れ歯が完成したときは違和感はあっても
痛みのない状態がほとんどですが、
お家で物を噛んだりつけたまま過ごしていると
痛みが出てくることがあります。
せっかく新しく作ったのに不良品だった、
前の入れ歯のほうがよかったと思うかもしれません。
しかし、それはごく当たり前のことです。
入れ歯を快適に使うためには
数回の調整を重ねる必要があるとされています。
実際に1日~1週間くらい使ってみて、
違和感や痛みが出てくることがあります。
個人差はありますが、作ってから4~6回の調整を行うことは普通です。
入れ歯の治療は完成したら終わりではなく、
調整を含めてトータルの治療期間なのです。
注意
入れ歯が痛いと何日もはずしたまま持ってくる方がいらっしゃいます。
しかし、歯科医院では入れ歯を使っていて
できた傷で当たっている所を診断し、調整します。
痛いところを指で指さしても、
指の範囲が広いため違うところまで削ってしまい
入れ歯がゆるくなるリスクがあります。
歯科医院で調整してもらうときは、
歯科医院に来る2回前の食事から入れ歯を使って食事をとるとバッチリです。
まとめ
入れ歯は保険だと半年間新しく作ることができません。
歯茎の状態は時がたつほど変化します。
今もっている入れ歯を長く使うために定期的に歯科医院で診てもらいましょう。