みなさん、占いはお好きですか?
血液型や星座、手相や人相でその日の運勢や性格、将来を占ってちょっとしたアドバイスをもらったり、元気をもらったり。
信じるか信じないかは人それぞれですが、褒められたり、「いいことがあるよ!」なんて言われたらうれしくなってしまいますよね。
そんな占いが歯にもあるってご存じですか?
歯相学や歯相占いと呼ばれ、古代文化や中世ヨーロッパで広く受け入れられており、歯の形状や配置が個人の性格や運命に影響すると信じられていました。
歯相学の基本的な要素
1.歯の形状
例えば尖った歯は積極的な性格で、丸い歯は柔和でおおらかな性格を象徴すると考えられていました。
2.歯の配置
歯と歯の間に隙間があったり、重なっている歯があるかどうかなどの歯並びが、個人の運命や人間関係に影響を与えるとされました。
3.歯の状態
歯の健康状態も占いの対象になりました。
むし歯や欠損がある場合、それが個人の問題や苦難を示唆するとされ、健康な歯は良い運勢を示唆し、逆に悪い状態の歯は不運を予測する材料とされました。
4.歯の数
歯の本数や不足している歯も占いに用いられ、特定の歯が抜けている場合、それが個人の特定の側面や課題に関連付けられたりしていました。
これらの要素は歴史的な歯相学の一部であり、文化や時代によって異なる解釈が存在しましたが、近代的な歯科学が進むにつれて歯相学は迷信や占いの一環としてみられるようになりました。
もしかしたらこの時代に歯列矯正をして歯並びがよくなったり、むし歯や歯周病の予防と治療をきちんとしていたら「運命が変わった!」と言われたのかもしれませんね。