歯が生え始めたら虫歯にならないよう、お口のケアを頑張って健康な歯でいてほしいですよね。
でも、イヤイヤ期になると思うようにいかないこともあります。
今回は、歯が生え始めた赤ちゃんのケアのポイントをご紹介します。
歯はいつ生え始めるの?
乳歯は全部で20本、生える時期は個人差があります。
平均では前歯は5カ月から9カ月、一番奥歯が生えてくるのは2才ごろです。
早いお子さんは、生後5か月ごろに下の前歯から生え始めます。
時期や順序は個人差があるため、当てはまらなくても過度に心配する必要はありません。
ただ、時々歯が生えてくるのを妨げる要因がかくれていることもあるので、歯医者さんで定期的に見てもらうことも大切です。
仕上げみがきの目的とは?
虫歯予防が目的の1つですが、それだけではありません。
生まれたばかりの赤ちゃんはくちびるを触られたり、お口の中に異物が入ってきたりするのを嫌がります。
目的:お口に触られる抵抗を減らそう
原子反射の1つでお口に入ってきた異物を反射的に舌で押し出そうとします。
このような反射がいつまでも続くと、お食事や歯磨きの時に困ってしまいます。
成長に伴ってさまざまな刺激が加わることで、この反射は自然となくなっていくので歯が生える前からお口まわりやほっぺのマッサージを続けお口を触られることの抵抗を減らしていきましょう。
仕上げみがきのポイント!
①前歯が1~2㎜程度生えてきたら
ブラシ部分が柔らかく細いタフトブラシを使い優しく磨きましょう。
②前歯がほとんど生えてきたら
こども用のヘッドが小さく毛が柔らかい歯ブラシを使いましょう。
力を入れずに細かく動かして丁寧に1本ずつ磨きましょう。
上唇をめくると唇から歯ぐきにかけて縦にスジがありますが、なるべく当てないように歯ブラシを縦にするとよいでしょう。
スジに当たると痛がって歯みがきが嫌いになってしまうかもしれません。
③奥歯まで生えてきたら
ヘッドが小さくコシのあるブラシを選びましょう。
生えかけの奥歯にはタフトブラシを使うと磨きやすいです。
2才くらいになると鏡を見ながら自分でみがいてもらい、興味を持ってもらうことも大切です。
もちろんその後で仕上げみがきもしっかり行いましょう!
歯が生えてきてからイヤイヤ期までの仕上げみがきのポイントを紹介しました。
お口の問題は虫歯だけではありません。
定期的に歯医者さんに診てもらい、問題の早期発見や成長に合わせてケアの仕方など教わっておくと安心です。