コラム

COLUMN

お口の老化のサインとは?

 

ご家族の中でよく咳がでたり、ムセやすくなったりする方はいませんか?

 

もしかするとお口の老化のサインかもしれません。

 

 

 

老化のサインとは?

 

お口の機能が老化している兆候は、ゲホゲホとムセやすくなった・食べ物が飲み込みづらくなったといったことにかぎりません。

 

せき払いが増えたなどのささいな変化も老化のサインになります。

 

噛む、飲み込む、話すといったお口の機能は、からだの筋肉と同じように、加齢とともに衰えています。

 

 

 

加齢によるお口の機能の低下

 

◎健康なお口

・唾液が十分に分泌。

・引き締まった唇や頬。

・舌の動きもよい。

・飲み込みにも問題なし。

 

 

◎老化したお口

・唾液が減ってお口が乾燥。

・くちびるや頬の筋肉が衰える。

・舌の筋肉も衰える

・飲み込みがうまくいかなくなってくる。

 

 

 

お口の老化で何が起きる?

 

→くちびるや頬の筋力の低下

→唾液分泌の減少

→舌の筋力の低下

→喉頭蓋の弁の動きの低下

 

などが起こります。

 

またお口の機能が低下すると、“ムセや窒息・誤嚥性肺炎”になるリスクが高まります。まだムセができているうちはいいのですが、お口の機能の低下が進むとムセて吐き戻す力が弱くなり、窒息の危険性が高まります。

 

誤嚥性肺炎は唾液に含まれる細菌が誤って肺に入って増殖し、炎症(肺炎)を引き起こす病気です。

 

 

 

お口の機能をアップしましょう!

 

ご家族で一緒にエクササイズをすることがおすすめです!色々なエクササイズがありますのでご紹介します!

 

・唾液腺の分泌を促すモミモミ唾液腺マッサージ

・くちびると舌を鍛えるぐるぐるベロ回し

・喉頭蓋の弁を鍛えるガラガラ上向きうがい

・吐き戻す力を鍛えるペコペコペットボトル

・総合的に鍛えるパタカラ体操 などがあります!

 

訪問診療では舌の機能低下を把握することを目的とした舌圧検査や上下の歯が咬み合う位置での咬合力や咬合圧の分布を測定する咬合圧検査など患者様に合わせて実施しています。

 

 

 

まとめ

 

お口の機能の低下に気づくためにはご家族の方の寄り添いや日々の観察が大切です。

徳治会歯科医院八代は施設やご自宅に訪問診療していますのでいつでもお問い合わせください!