高齢になると誤嚥のリスクはとても高くなります。

誤嚥のリスクが高まる症状は、

・発熱を繰り返している

・痰の量が増えた気がする

・食べ物が喉の奥に残った感じがする

・むせたり、咳がでる

・ゴロゴロした声やかすれ声になる

・寝ている時に咳き込むことがある

などです。

食べ物が喉の奥に残っていたり、よくむせたりする症状はもしかすると嚥下(飲み込む)機能の低下が関係しているかもしれません。

嚥下の状態を検査するものとして、訪問歯科診療では「嚥下内視鏡検査(通称VE)」をおこなっています。

嚥下内視鏡検査とは飲み込みの際の咽頭や喉頭の動きを観察する検査です。

鼻腔からファイバースコープを挿入しておこなうため造影剤を使わず、且つX線を使用しないため放射線被ばくの心配もありません。

検査をおこなう時はお茶やご飯などを実際にお口に含んでもらってから飲み込む動作を観察します。

そのため普段食べている食事に近い状態で、より自然な嚥下機能を評価することができます。

この検査では、主に食べ物の異常な貯留や気道への流れ込みの状態がわかります。

この検査をおこなって実際に嚥下評価をおこなうことによって患者様それぞれに合わせた食形態をご提案することができます。

検査の流れについて

我々徳治会でもこの嚥下内視鏡検査を下記の流れで実施しております。

・嚥下内視鏡検査依頼

医院の訪問診療部 事務に検査依頼の電話をお願いします。

・検査の必要性の確認

患者様のお食事風景を観察し且つ問診をおこなった上で検査の必要性を判断いたします。

・検査日時の決定

検査の必要があると判断された場合のみ検査をおこなう日時の調整をおこないます。

・検査の実施・評価

実際の検査では、お食事を用意していただく場合があります。

いきなり検査受けるのは不安という方は、まずはご相談からでも大丈夫です。お気軽にお問合せください。