~毎日の一杯が歯を変える~

私たちが日常的に口にする飲み物は、実は歯の健康に大きく関わっています。虫歯や歯のダメージは食べ物だけでなく、『何を飲むか』『どのように飲むか』によっても左右されます。
では、歯に悪い飲み物と良い飲み物にはどのような違いがあるのでしょうか。
■歯に悪影響を与える飲み物の特徴
ポイントは大きく3つです。
『酸性』『糖分が多い』『長時間口の中に留まる』ことです。
例えば、炭酸飲料やスポーツドリンク、ジュースなどは、糖分と酸を多く含み、歯の表面(エナメル質)を溶かしやすい性質があります。
さらに、コーヒーや紅茶も砂糖を加えることで虫歯のリスクが高まり、着色の原因にもなります。
また、ワインやレモン飲料など酸性の強い飲み物は、歯をじわじわと溶かす『酸蝕症』の原因になることもあります。
特に注意したいのが『ダラダラ飲み』です。
ジュースなどのペットボトルを持ち歩いて少しづつ飲む習慣は、口の中が長時間酸性状態になり、歯にとって負担の大きい環境を作ってしまいます。
■歯にやさしい飲み物は?
一方で、歯にやさしい飲み物もあります。
まずおすすめなのは水です。糖分も酸も含まれておらず、口の中を洗い流す働きもあるため、日常の水分補給には最適です。
次に無糖のお茶(緑茶・ほうじ茶・麦茶)もおすすめです。特に緑茶は虫歯菌の働きを抑える成分が含まれています。
無糖の炭酸水も、甘味がなければ比較的安心して取り入れることができます。
■『健康的=歯に良い』とは限らない
意外と見落とされがちなのが、『体に良さそうな飲み物』です。
野菜ジュースやフルーツスムージー、はちみつ入りドリンクなどは健康的なイメージがありますが、糖分や酸を含むため、歯にとっては負担になる場合があります。
つまり、『体に良い=歯にも良い』とは必ずしも言えないのです。
■歯を守るための飲み方のコツ
歯の健康を守るためには、飲み物の種類だけでなく飲み方も重要になります。
・甘い飲み物は時間を決めて飲む
・ダラダラ飲みを避ける
・飲んだ後は水で口をゆすぐ
特に大切なのは、『口の中が酸性になっている時間をできるだけ短くすること』です。
■さいごに
毎日の何気ない飲み物の選択が、将来の歯の健康を大きく左右します。
水や無糖のお茶を基本にしながら、甘い飲み物は上手に付き合うことが大切です。
ほんの少し意識するだけで、虫歯や歯のトラブルはしっかり予防できます。
今日の一杯から、歯にやさしい選択を始めてみてはいかがでしょうか。



