おやつを選ぶ基準として、以下の条件にあてはまっているのかを考えてみてください。
• 糖分が少ないもの
• 食べかすが歯に残らないもの
• 必要な栄養素が含まれているもの
ここでいう必要な栄養素とは、タンパク質、ビタミン、鉄分、カルシウムです。
これらの栄養素は、子どもの健やかな成長のために重要です。それなのに一度に消化できる量が限られていたり、体内に吸収されにくかったりして、不足しやすい栄養素でもあります。
だからこそ第4の食事であるおやつで補う必要があります。
・アイスクリーム
一見、歯には良くなさそうなおやつですが、お口の中で流れやすく歯に残らないので、むし歯になる危険性は比較的低いです。
・果物
天然の甘さでビタミンを摂取するのに最適です。また固さもあるため、咀嚼の回数が増えるのも、お口の環境の発達に役立ちます。
・せんべい、クラッカー
糖分が少ないため、歯が溶かされにくいです。
・ナッツ類
不足しがちなビタミンを摂取できます。また硬いため、噛みごたえもたっぷりです。しかし、4歳以下のお子さんは誤飲の恐れがあるため控えましょう。
・するめ、小魚
砂糖不使用なので歯が溶ける心配がないですし、何回も噛むため、唾液が分泌されます。
・いも類
自然のほんのりした甘さで、食物繊維がとれます。
ダラダラと食べるのではなく時間をきめて食べて、食べたあとは歯磨きやうがいをしましょう。また、キシリトール成分が入ったガムやタブレットも虫歯予防に最適です。
キシリトールの甘みで唾液もたくさん出て、歯の再石灰化(歯の修復)を助ける効果もあるので積極的に活用していきましょう。ただキシリトールは過剰に摂取すると、お腹が緩くなる場合がありますので注意しましょう。