コラム

COLUMN

むし歯菌がつきにくいかぶせものって?

今むし歯発症に強くかかわっていると

考えられている菌は8種類いると言われています。

 

また、このむし歯菌は、歯磨きではなかなか全部は取りきれません。

今回はむし歯菌がつきにくいかぶせもの(セラミック)をご紹介します!

 

 

かぶせものとは…?

 

大きなむし歯や、歯の根っこの部分の治療をした場合に、

歯の軸に土台を立てる治療があります。

 

その土台を作った後に、その上から覆うように

歯の形をしたかぶせものをしていきます。

 

土台がしっかりしていないと、

かぶせた後に根っこが痛んだりすることがあります。

土台作りは、かぶせものを作成する前のとても大切な治療です。

 

 

 

~セラミックはこんな方に適しています~

 

・見た目がきになる。

 

・歯を白くお口の中を明るくしたい。

 

・むし歯や歯周病を予防したい。

 

・どう歯磨きを頑張ってもむし歯になりやすい。

 

・金属アレルギーが心配。

 

 

 

【セラミック】のメリット

 

セラミックという材質は陶器でできています。

そのため、経年劣化による着色(タバコのやに、茶渋など)がつきません。

 

・金属を使用しないため、金属アレルギーで

銀歯ができない方でも使用することができます。

 

セラミックはプラーク(歯垢)がつきにくく、

それによるむし歯や、歯周病を防ぐことができます。

 

セラミックのかぶせものは、天然歯の色に近い透明感のある色調が再現できます。

患者さんの要望にあわせて色を調整することも可能です。

 

 

 

デメリット

 

・費用がかかる→当院でセラミックを作る場合、

保険適用ではないため、かぶせるタイプだと100,000円+消費税です。

 

・衝撃に弱い→歯ぎしりや、くいしばりが強い方は

かぶせものが割れる可能性があります。

保証期間内であれば作り変えが可能です。

もともと歯ぎしりやくいしばりがある方はマウスピースを作って

歯になるべく負担がかからないようにします。

 

 

 

かぶせた後のケア

 

かぶせた後はむし歯や、歯周病を予防するためにメインテナンスする必要があります。

 

できれば月に一回が目安です。お仕事や色々な用事で忙しく、

歯医者に行けない方もいらっしゃると思います。

続けてしっかりメインテナンスすることが重要ですので、

主治医の先生や、歯科衛生士と相談しながら行ってください。

 

 

 

メインテナンスは主に↓のような流れでします。

 

 

  • 口腔内観察

まず、目で見てわかるむし歯や、歯ぐきの腫れ、出血をみていきます。

そのときに粘膜や舌の口内炎がないかなどお口の中に異常がないかもみます。

 

  • 歯周病の検査

プローブという歯ぐきのポケットの深さを測る器具を使って、

歯周病がないかどうか、前回より進行していないかをみます。

 

  • 磨き残しチェック

歯垢がどこについているか、どのくらいついているかを、パーセントで表します。

 

  • 患者さんへ説明

歯垢の付着度合いや、歯周病が進行していないか、お口の異常がなかったか説明します。

 

  • ブラッシング

歯ブラシでとれる範囲の歯垢を取っていきます。

 

  • エアフロー

粉と水が一緒に出る機械で、頑固な歯垢、着色を(ヤニ)をとっていきます。

 

  • 歯石取り

歯周病があると歯ぐきの中に歯石が溜まるため、除去します。

 

  • フッ素

全部きれいにしてしまったら、むし歯予防のフッ素を塗布して終わりです。

 

 

なかなか自分では、むし歯があるか、歯周病が進行していないかなどは

気付きにくい為、自分の歯を守るためにも

定期的に歯医者に行くようにしましょう。

 

メインテナンスの内容は歯科医院によって様々ですが、

機械を使って歯ぐきの中のほうまで洗浄したり、

歯周病の検査をしたりと、セルフケアではできないことをしていきます。

 

歯科医院スタッフ全員でサポートいたします。