アライナー(マウスピース)矯正について
まだまだコロナは流行していますが、暑くもなり、以前に比べてマスクを外す機会が多くなってきました。それに伴って、マスクを着けていたときは気にならなかった歯並びが・・・という方も多いのではないでしょうか?
今回は矯正治療の中でも、アライナー(マウスピース)矯正(以下マウスピース矯正)についてお話いたします。
マウスピース矯正はその名の通り、マウスピース型の矯正装置により歯列矯正します。1日20~22時間の装着をしていただき、治療期間は2~3年程度かかります。
治療の流れについて
①検査(レントゲン・口腔内写真・型取り)
まずは歯や顎の状態、位置関係を確認します。
②治療法・治療計画の説明
検査結果を元に治療計画を立て、説明を行います。症例によってはワイヤー矯正になったり、ワイヤーやゴムを併用したりします。
③マウスピース矯正治療の開始
検査時に採った型を元に装置を作成し、実際に使用していただきます。食事の時間等を除いて、1日20~22時間装着します。2週間程度で新たな型と交換していきます。数日装着しないだけでも合わなくなってしまうため患者様の協力が不可欠です。
④矯正治療の終了・保定・メインテナンス
矯正治療後にあと戻りすることも珍しくないため、治療終了後は保定の装置を装着します。また定期的なメインテナンスも行い、後戻りしないか管理することが大切です。
まとめ
アライナー(マウスピース)矯正は診査・診断、患者さんの努力がとても重要です。
さらに、すべての症例に適応できるわけではありません。症例によってはワイヤー矯正を提案されることも珍しくありません。当院ではアライナー(マウスピース)矯正を行っていませんが、矯正専門医をご紹介したり、ご相談に乗ることは可能です。
不安なことや気になることがあればいつでもお尋ね下さい。