コラム

COLUMN

口腔機能低下症について

 

 

みなさんは、お口の機能は低下していると感じることはありますか?

「口腔機能低下症」というものを知っていますか??

 

そもそも、「口腔機能低下症」とはどんなものなのでしょうか!症状にも様々なものがあります。

こんな症状に心当たりはありませんか??

 

例えば……

・食べ物が口に残るようになった(咬合力低下)

・固い物が食べにくくなった(咀嚼機能低下)

・食事の時にむせるようになった(嚥下機能低下)

・薬を飲み込みにくくなった(低舌圧)

・口の中が乾くようになった(口腔乾燥)

・食べこぼしをするようになった(舌口唇運動低下)

・滑舌が悪くなった(舌口唇運動低下)

・口の中が汚れている(口腔不潔)

 

こうした症状からわかるとおり、「口腔機能低下症」とは、口の中のさまざまな機能が低くなってきている症状の病気のことです。

 

口腔機能低下症が進行すると、食べることが難しくなって食事量も減り、タンパク質の摂取量が大幅に減少します。

 

そして筋力量減少のスピードが速まり、お口だけでなく全体の筋肉が衰えてしまい、寝たきりや要介護状態につながります。歳をとっても健康でいるためには、口腔機能低下症の治療・予防が大切です。

 

 

 

口腔機能向上のトレーニング

 

舌のトレーニング

①舌を前方に大きく出す。舌を上に出す。

②舌先で右の口角、左の口角を舐める。    口を閉じ、舌で左右の頬を押す。

 

 

頬、口唇の運動

①頬の上げる(口角をあげ顔の筋肉を引き上げる)

②頬を膨らませる(口から空気が漏れないか触ってみる)

③顔の筋肉を真ん中に寄せる(ぎゅっと絞って)

④口と目を大きく開く(ゆっくり大きく開ける)

 

 

あいうべ体操

お口の周りやのどの筋力を高め、口呼吸から鼻呼吸へと促す体操です。お口の周りの筋力が高まり、お口がしっかり閉じると、自然と鼻で呼吸できるようになります。

 

 

唾液腺マッサージ

唾液腺(だえきせん)を刺激して唾液の分泌を促し、お口の乾燥を防ぐ体操です。だ液にはお口の粘膜を保護したり、お口の汚れを洗い流す作用があるので、舌の汚れや口臭を改善します。

 

 

以上のように、お口の機能が低下しないように、早めのうちからトレーニング行い、口腔機能低下症を予防することが大切です!